ITパスポートの受験概要って?
ITパスポート試験は、受験資格に制限はありません。4月と10月のそれぞれ第三日曜日に試験があります。申し込み期間は、4月の試験では1月中旬から一ヶ月間、10月の試験では7月中旬から一ヶ月間です。試験時間は165分ですので、半日で終わりますね。ただ、出題数は100問にも及びます。かなりの問題数ですよね。経営全般(ストラテジ系)に関する問題が35問、IT管理(マネジメント系)に関する問題が25問、IT技術(テクノロジ系)に関する問題が40問で、合計100問になります。合格するには、満点の60%以上の点数を取り、なおかつ各分野別(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)の得点が、それぞれ満点の30%以上の点数であることが条件です。そのため、トータルの点数が良くても、各分野別の点数が平均的に取れていないと合格できません。ただ、このITパスポート試験は、情報処理試験の中では初級の試験になりますから、合格率もかなり高くなっています。受験者数の半数以上の方が合格していることもあり、この資格を持っているからといって、就職に有利だとか、収入がアップするとか、そういったメリットはあまりないでしょう。初級の試験だけに、IT関連の職種に就く方にとっては、取って当たり前の資格と判断されてしまうようです。とはいえ、さらなる上位資格を目指すためにも、まずは、初級の試験突破を目指して頑張りたいですね。